第106回看護師国家試験が、2017年2月19日(日曜日)に東京や大阪など11都道府県で行われました。
この第106回看護師国家試験は、実際の受験者の間で、難易度がかなり高かった、という声が多いようです。 >> 続きは後記で
上記の第106回看護師国家試験では、厚労省が受験の心得として『長い状況文を出す』と告知していた通り問題文が長文化し、このような問題文の変化に受験生は戸惑ってしまいました。
また、今までの傾向とは異なる、実習型重視の問題も出題され、問題の難易度がかなり高くなったという感想を持たれた受験生も大勢いたようです。
そこで、そのような変化にどのように対処すればよいのでしょうか?
東京アカデミーの「第107回看護師国家試験対策通学講座スタンダードコース」では、以下のように、静岡校でも5月生と9月生を募集し、暗記に頼らない、理解する学習方法をお伝えします。
東京アカデミー静岡校では、その特徴として、全科目を一人の同じ講師が担当することで、膨大な試験範囲を関連性のある流れの中で理解することにあります。
また、授業は、週末(静岡校は、下記のように土曜日)となっているため、社会人で看護師国家試験の勉強をする方にも、受講がしやすくなっています。
※5月生と9月生の違いについて
このほかに、入会金10.000円と教材費8.000円が必要になります。
詳しくは、東京アカデミーに資料請求をお願いします。
資料請求の方法はこちらにまとめてあります >> 東京アカデミー静岡校
第106回看護師国家試験は、2017年2月19日(日曜日)に実施されました。
※ 看護師国家試験の概要はこちらに >> 看護師国家試験に合格するには?
なお、試験会場は、静岡県内には設けられていませんでしたが、静岡県の近郊の試験会場は以下の通りでした。
この第106回看護師国家試験は、実際の受験者の間で、難易度がかなり高かった、という声が多く聞かれました。
ネットなどへの書き込みによると、今回の出題では、実習的な知識が求められ、過去問をたくさん解いてもダメ!また、長文問題が増えたため、時間が足りなかったという感想が多かったようです。
今回の出題について、看護師国家試験対策を指導している東京アカデミー東京校の執行部長は、今回の看護師試験に注意すべきことを以下のように述べています。
- 「試験前の1月に、厚労省が受験の心得として『長い状況文を出す』と告知しており、その通りに問題文が長文化したようです。」
- 「最近の受験生は、国語力がありませんので、長文を勝手に解釈してしまう傾向があります。教科書をしっかり読んで知識を広げておかないと、対応できなかったでしょう。今では、過去問の解答を丸暗記しても意味がないと思った方がいいですね」
- 「報告書では、受験生の3割しか正解できないような5肢2択の出題について書かれていましたが、今年は、昨年の24問から31問に増えています。また、一昨年から非選択式の出題があるほか、昨年から実習をきちっとやっていないと解けない問題も入るようになっています」
- 「今年は、合格基準点が昨年の151点から下がるのではないでしょうか。試験ができなかったと言っても、全体の難易度が上がっていますので、あまり心配しなくてもいいはずです。ただ、将来的には、新設の看護学校も増えていますので、質の維持を考えて、厚労省も合格率を下げてくる可能性は十分あると思いますよ」
上記のように変化する看護師国家試験に対して、どのように対処すればよいのでしょうか?
どのように出題傾向が変わっても大切なことはこれです↓
看護師国家試験に一発で合格するためには、重要事項を暗記するだけの単純な学習では、応用力を付けることができません。
最近の看護師国家試験では、人体の構造や疾病の基礎的な事項を踏まえており、実際の看護上で応用ができるなら容易に正答へ導ける問題(いわば、実践的な問題)が多くなっているようですが、機械的な知識の暗記だけでは対応できない問題もみられます。
従って、看護師試験の準備を進めるには、暗記するだけではなく、その根拠を理解するようにしましょう。また、過去問題をたくさん解いたかどうかではなく、多くの問題を解きながら、常にその根拠を求めて解答する力を身につけることが大切です。その前提になるのは、基本的な理由付け(根拠の追求と理解)を伴う知識を習得しているかどうかです。
ですので、これからは、問題を解くときや、過去問等の解答を見るときも、なぜこのような解答になるのか、常に根拠を明らかにするという学習をすることで、実践的な応用力を身に着けることができるようになります。
がんばってください。